2023年8月20日に行われました、夏季錬成大会の開催結果を掲載します。
結果
順位 | 団体名 | 氏名 |
優勝 | 土浦A | 栗島 則夫 中山 智仁 堀 史 大塚 淳子 野口 久 |
準優勝 | 北総A | 安田 智哉 柿沼 雅貴 橋本 明翠香 齋藤 起輝 栗原 邦男 |
3位 | 土浦B | 谷畑 智哉 髙野 陽人 狸塚 義弘 瀧口 眞央 菊地 凜 |
3位 | 霞ヶ浦A | 島田 嘉隆 本橋 修 熊田 大輔 下津 隆明 小沼 隆史 |
優勝(土浦A)
準優勝(北総A)
3位(土浦B)
3位(霞ヶ浦A)
講評
名誉会長 柴田猛先生(範士九段)
優勝された土浦Aの皆さん、また準優勝の北総A、3位入賞の土浦B・霞ヶ浦A の皆さん、おめでとうございます。
各チームとも監督はいないわけですが、私の昔の話をすると、団体戦では監督として一回戦と二回戦、三回戦、四回戦をいかに同じレベルで行かせるかに力点を置きました。一回戦20射16中して、2回目ドーン(的中が落ちる)、3回目良くて、4回目ドーンでは勝てないですね。チームとして最低のレベルをどこで押さえるかを考える必要があります。
この4チームの中で、5人そろって練習したチームあります?ないでしょう。寄せ集めのチームなわけですね。そうするとお互いのリズムがわからない。初めてここへ来て、前の人が会で頑張っていて、あれ、オレ、離す時間なのに前で離さないとか……団体としてのチームワーク、リズム……大前、2番目、3番目、どの程度で離した?それから、勝てるときというのは、準決勝で1回目に5連中した土浦Aのように、5連中すれば大体勝てるよね。インターハイなんかだと、それを2回すると勝てるかな。決勝戦になると17中、18中の戦いですから、一人一人のリズムを全員が熟知していて、大前が外れたら、次の人は一寸打起しを遅らせるとか。当たればリズムに乗って攻めていくとか練習をしておく事も大切です。
それにしても、監督がいないチームで、皆さんよく頑張りました。
でも、これからは、チーム全体で練習して、お互いの会の時間やリズムとか駆け引きとかも覚えて欲しいと思う。たとえば後ろの射場になった場合前の射場よりいかに早く離すかとかね……前が離す前に1本パーンと行く、前はその音を聞いて引くことになり、少なからず動揺を与えられるかもしれない。2番目も3番目もそういうリズムのやりとり、駆け引きで行く。そういうことも勉強して欲しいということと、大前はどんなことがあろうとも必ず一本目を中ててくれる人にする。そして一人一人が絶対に外れない射を身につけること。
今、聞きましたが、菊地凜君が12射皆中……やればできるんですよね。
自分のリズムを確かめることと、全体で練習を重ねること、チームとしての最低の的中を9中で止めるとか、そのためには誰は必ず中てるとか……。
来年、この中から国体選手も出るかと思います。繰り返しますが、絶対外れない射があるはずです。少なくとも会に入った瞬間に、目をつぶっても星ねらってる、そういう引き分けのリズム……今日見ていると、リズムが狂ってくるんですね。外れ始めるとリズムが狂ってくる。だからその自分のリズムを保って同じように引けるようにする、それが普段の練習でできるようにする。
団体戦に強い人と、個人戦に強い人と、両方強い人があります。自分はどれにあたるのか見極めることが成長につながると思います。
最後になりますが、本日大会運営にご尽力いただきました県西地区と鹿行地区の皆様に御礼申し上げまして、講評に代えたいと思います。