2023年2月23日に行われました「令和4年度 全日本勤労者弓道選手権大会(茨城県予選大会)」の開催結果を掲載します。
開催結果
順位 | 団体名 | 氏名 |
優勝 | キヤノン取手 | 大金 義昌 川畑 映子 関口 信夫 |
準優勝 | 日製日立A | 久保田 亮 尾吹 将大 竹之内 正宏 |
優勝(キヤノン取手)
準優勝(日製日立A)
講評
相談役 橋本眞也先生(範士八段)
入賞おめでとうございます。30年近く前の話になりますが、私も、原研弓道部の一員として広島で行われた全日本勤労者弓道選手権大会に出たことがあります。また、数年前、我県での全日本勤労者弓道選手権大会の開催を経験しております。その中で、いつも面白いことだと思っていることがありました。
「あれ、称号者より有段者の方が良いぞ」と思う場面が多々あったことです。事業所がチームを組むわけですから、称号者と、二段・三段の選手がチームを組む形も生まれます。
的中を競うなかで、射位において、色々な工夫の気持ちが沸き起こってくるのは人の常です。逆説的ですが、「本能的に的中を求める」ことになるに違いありません。この場合、称号者が理性的であることを旨とした稽古を心掛けてきたのに対して、有段者は、割合本能的、すなわち、地のままの行動として稽古をしてきたと言うことができ、称号者の場合、窮地に立ったところで、今までの知識があだになって、うまくいかないのではないかと・・・。
優勝のキャノン取手、準優勝の日製日立の皆さん、今日、恐らく完璧な戦いだったとは思っていないはずです。色々な反省があるかと思いますが、ここでお話しました観点から、見直してみられるのも一つの方法かと思います。本戦、頑張ってきてください。